数学個人授業2

数学の得意な人に聞くと「数学は答が一つに決まっているところが好きだ」という返事が返ってくることが多いように思う。

確かに、教えられた通りの道順を辿っていくと、目的地に到達する。
でも今の私にはそこが目的地なのかどうかがよくわからない。
解答を見て「あってた~」と喜びはするが、解答を見ずしては「出来た!」と自覚出来ないのである。

家で机に向かって数学の問題を解いているのは結構楽しい。
人間には向上心というものがあるし、出来なかったことが出来るようになるのは理屈抜きで楽しいものである。

塾に行って先生の目の前で同じ問題を解こうとすると、あ~ら不思議、家では出来たものがかなりの確率で出来なくなる。
緊張するせいもあるが、やはり身についていないからだろう。
2時間かけても、新しいことを一つうまくいけば二つ頭に刷り込むのがやっとという状態だ。

大学を受験するわけではないから、いくら時間がかかっても自力で正解を導くことが出来ればそれでいいのだけれど、どうしてこんなことがやりたいのかな、とふと思ったりする。

出来ないことが出来るようになるのは楽しいのだから、それが語学であっても漢字検定であってもいいし、その方がある意味「役に立つ」。
それでも数学がやりたいってのは、いったいなんなのかしら。
自分でもよくわからない。

さて、今やっているのはこんな問題。

※ aを定数とするとき、次の2次関数の最大値を求めよ。

  y=-X2乗+aX+3 (-2≦X≦1)

  ヒントは「頂点が定義域にはいっている場合とそうでない場合に分けて考える」である。

今回の山場なのだそうです。(2011.6)